「白洲次郎」放映の前に

今日のNHKドラマスペシャル「白洲次郎」放映の前に・・・

「白洲次郎」の名前は聞いたことがありましたが、終戦直後のまだGHQ支配下の日本で当時の首相「吉田茂」の側近として活躍した人でしたネ

しかし、当時のヨーロッパでは、良いイメージを待った人は少なかったようです。
財界と政治家の橋渡しをした、いわゆる「フィクサー」と言う人も多かったのではないでしょうか。

ドラマの予告ではカッコイイ2枚目でさっそうとヨーロッパの町を闊歩する姿が印象的ですが、当時、彼と同じくらいの経歴を持ち、業績をあげている日本人は他にも大勢いましたので、いわば英語の出来る普通のお洒落な遊び人(日本人)と思われていただけでしょう。

英語ができるのはヨーロッパでは当たり前でしたし、周りの人の身長も彼と同じぐらいでしたから目だっていたものは何もなかったはずですから。

では、なぜ日本ではNHKドラマスペシャルにも取り上げられるほどの人なのでしょうか?

「白洲次郎」ご存知ですか!
それは、彼が当時の日本人の中では珍しい長身でカッコ良い二枚目で育ちのいい御曹司だったからではないでしょうか?

つまり、彼は、綿貿易で巨万の富を築いた大富豪の家の息子として生まれ、英国ケンブリッジ大学に留学するなど文字通りカントリー・ジェントルマンとして生きている、誰もがうらやむお坊ちゃまだったからではないでしょうか。

また、唯一、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ/SCAP)に従わなかった男としても有名ですが、これも日本人が作り上げた「白洲次郎」のイメージ作りの一つだと思います。

ドラマが始まる前にこんなことを言ってはいけませんが、彼の評判も日本だけだったのではないかと思われます。

あまり批判的なことばかり言ってもいけませんが、彼の残した実績はまぎれもない事実であり、その生き方とダンディズムは、今も注目を集めているようです。

今回のドラマの進行役は、生涯の伴侶である「白洲正子」がつとめますが、あの強烈な個性と確固たる価値観は、妻である「白洲正子」も同様で88歳で死去するまで、権威や風評にとらわれない独自の「美」の世界を求め続けました。
日本伝統の美を追究した稀代の目利きと言われた所以でしょう。

NHKが、今回、「白洲次郎」の伝説の生涯を初めてドラマ化したのも日本人が忘れてしまいそうな「大和魂」と己の良心を信じて輝かしい未来を夢見て生きていく「侍」のような日本人の姿を表現したかったのではないでしょうか。

それでは、この続きは、ドラマを見てからのお楽しみ ・・・

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